台湾と日本の産業関係を深化: 中華民国工商協進会代表団が北海道を訪問
2026年06月27日
台湾と日本の北海道との経済貿易交流を深めるため、中華民国工商協進会(CNAIC)は呉東良会長の代理として羅忠祐監事が率いる企業代表団を6月27日から7月1日まで北海道に派遣しました。代表団は金融、半導体、テクノロジー、繊維、食品、観光、法律など多様な分野の企業で構成されました。今回の訪問は非常に実り多いものとなり、双方は既存の友好関係に基づく相互信頼を深めただけでなく、北海道の重点開発分野における複数の協力協定を締結し、新たな産業機会を共同で模索しました。
ハイテク・グリーンエネルギー拠点視察による産業連携強化
代表団は、苫東工業団地、石狩湾新港発電所、石狩再生可能エネルギーデータセンター、北海道大学を訪問し、北海道における人工知能(AI)、ハイテク産業、デジタルインフラの発展状況を直接視察しました。
北海道経済連合会(道経連)シンポジウムにおいて、羅忠祐監事は呉会長の感謝の意を伝え、AIとデータセンターに対する世界的な需要の高まりの中、北海道がグリーンエネルギーとデジタルインフラにおいて強力な優位性を有していることを高く評価しました。台湾で最も影響力のある経済団体の一つである中華民国工商協進会は、2019年に覚書を締結して以来、北海道と緊密な連携を維持してきました。今回の訪問は、既存の貿易・経済交流にとどまらず、産業投資、技術協力、人材育成といった実質的な分野における協力関係の拡大を目指したものです。
懇談会の特別ゲストとして出席した北海道の三橋剛副知事は開会挨拶の中で、台湾と北海道の産業は相互補完性が非常に高く、台湾と日本(北海道)間の包括的な交流と協力が今後も継続することを期待すると述べました。懇談会では、両国はグリーン・トランスフォーメーション(GX)と海洋風力発電、半導体とAI、食品加工と観光、宇宙産業の4つの分野で活発な議論を交わし、協力の機会を共同で探りました。
貿易や産業だけでなく、台湾と日本の人々の間の感情的な結びつきも同様に深く、羅忠祐監事は感謝の夕食会で、代表団がエスコンフィールド北海道野球場を訪問できたことを大変喜んでいると述べました。北海道日本ハムファイターズには台湾出身の野球選手が多数所属しており、同球場は台湾と日本を結ぶ重要な架け橋となっています。台湾人選手のトレーニングの場となるだけでなく、台湾のファンが日本を訪れるきっかけにもなり、台湾の人々の心に北海道への深い親しみと好印象を残しています。
代表団は、苫小牧市、道経連、北海道商工会議所連合会、JETROをはじめとする関係機関に対し、改めて感謝の意を表しました。中華民国工商協進会は今後、台湾と北海道の企業が共通の価値観とパートナーシップの優位性を活かし、サプライチェーンの強化や技術交流における協力を深めるだけでなく、文化、芸術、人材交流を通じて台湾と日本の交流に新たな一章を刻むことを期待しています。

